今からおよそ千二百年以上も前、行基菩薩が開かれたというこの御瀧は、能勢妙見山 本瀧寺の境内の南東の奥にあります。
正面に石の大鳥居があり、苔むした岩の上の青銅の竜の口から霊水が落下しています。
滝壺には天保十二年に、丹波の日の出講の発願で法華経の一字一石が埋められたといわれています。
能勢妙見山の中興の祖、日乾上人が荒れ果てたお滝を改修し、常富さまをお祀りされてからは、ますます霊験あらたかなお滝として、多くの行者があつまり、霊能を磨かれました。
天理教の開祖、中山ミキ師や本門仏立宗の長松日扇上人、また浪速の王将、坂田三吉師もこの御瀧に浴したと伝えられています。
また芸能上達のため御瀧に打たれる芸能人も多く、古くは江戸後期の歌舞伎役者の実川延三郎氏の献納された石灯籠も残っています。
そのほか、病気平癒や心願成就のため、また精神錬磨のために滝に浴する人々は多く、修行される人の姿が絶えることはありません。
また水行される人のための脱衣所と休憩所も改築され、広くて明るくなり喜ばれています。
身のけがれ こころのちりも ながしけり 能勢のみたきの とうとき水に (盛正)
ひとすじの 滝にしあれど ありがたき 法のしるしは 世にもひびきて (花友)
男性 | 第2土曜日 |
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女性 | 第3土曜日 |
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